新進作家と異世代の演出家のコラボレーション
シリーズ・同時代Vol.3
作 蓬莱竜太 × 演出 栗山民也
「生命」を語る6人の女たち それは祭の夜の物語
それは緑に囲まれた村の祭りの夜。面々と続く「本家」の居間に集った、世代の違う6人の女たち――母として、娘として、そして女として、彼女たちに迫られる選択――「生命」と向き合い、語り合う、とある一夜の物語……
【キャスト】
秋山菜津子 中村たつ 魏 涼子 前田亜季 黒沢ともよ 三田和代
【ものがたり】
とある田舎町。祭りの夜。「本家」の居間。奉りの儀式のため男たちは出払っており、女たちが残って留守を預かっている。
数日前に東京から久しぶりに帰郷したミドリ。都会での生活は順調だったが、気がつけば40代、婚約寸前で交際相手と別れてしまい、傷心旅行のつもりだったのだが、実家は実家で何かとうるさく、かえって心の傷をえぐられる始末だ。本家の血を絶やしたくないばかりに、いまだ独身のミドリに対し、小言の耐えない母。一方、妹のキョウコは、父親のわからない子を出産。しかし、そのミドリの姪であるその娘は行方が何年もわからない。
ところが、親戚の女たちも集まり、宴会の準備を進めているところに、長い間行方のわからなかった姪が突然帰ってくる。どうやらお腹に子どもがいるようだ……。
「母親になりたいだけ」「母親になる覚悟はあるのか」
「幸せとは何か?」
「子供を産む」ことをテーマに、世代も価値観も違う5人の女たちが紡ぎ出す一夜の会話劇。
2008年7月14日(月)~21日(月・祝)
シリーズ・同時代Vol.3
作 蓬莱竜太 × 演出 栗山民也
「生命」を語る6人の女たち それは祭の夜の物語
それは緑に囲まれた村の祭りの夜。面々と続く「本家」の居間に集った、世代の違う6人の女たち――母として、娘として、そして女として、彼女たちに迫られる選択――「生命」と向き合い、語り合う、とある一夜の物語……
【キャスト】
秋山菜津子 中村たつ 魏 涼子 前田亜季 黒沢ともよ 三田和代
【ものがたり】
とある田舎町。祭りの夜。「本家」の居間。奉りの儀式のため男たちは出払っており、女たちが残って留守を預かっている。
数日前に東京から久しぶりに帰郷したミドリ。都会での生活は順調だったが、気がつけば40代、婚約寸前で交際相手と別れてしまい、傷心旅行のつもりだったのだが、実家は実家で何かとうるさく、かえって心の傷をえぐられる始末だ。本家の血を絶やしたくないばかりに、いまだ独身のミドリに対し、小言の耐えない母。一方、妹のキョウコは、父親のわからない子を出産。しかし、そのミドリの姪であるその娘は行方が何年もわからない。
ところが、親戚の女たちも集まり、宴会の準備を進めているところに、長い間行方のわからなかった姪が突然帰ってくる。どうやらお腹に子どもがいるようだ……。
「母親になりたいだけ」「母親になる覚悟はあるのか」
「幸せとは何か?」
「子供を産む」ことをテーマに、世代も価値観も違う5人の女たちが紡ぎ出す一夜の会話劇。
2008年7月14日(月)~21日(月・祝)
今回の観劇旅行の最後はこれでした。
新国立の『まほろば』。
正直最後までこの日が空いてて、
何かやってないかと探して、とりあえず秋山さんだけで決めた舞台。
あとのヒトや、どんな作品かも知らず
あ、蓬莱さんの作品、くらいは知ってたかな、なんとなく。
しかも、ギリギリにチケ取ろうとしたので
最初、もう売り切れてて
ネットで探しまくって、ホントにギリに売りに出たところをゲット。
よく観れたなぁと思う。っていうか、このタイミングは観ろってこと?
新国立の『まほろば』。
正直最後までこの日が空いてて、
何かやってないかと探して、とりあえず秋山さんだけで決めた舞台。
あとのヒトや、どんな作品かも知らず
あ、蓬莱さんの作品、くらいは知ってたかな、なんとなく。
しかも、ギリギリにチケ取ろうとしたので
最初、もう売り切れてて
ネットで探しまくって、ホントにギリに売りに出たところをゲット。
よく観れたなぁと思う。っていうか、このタイミングは観ろってこと?
…いやぁ~、ほんっとにほんっとに観て良かったです!!!
こんな間に合わせで入れた予定だったのに
こんなに素晴らしい作品と巡り合えるなんて、
芝居の神様、ありがとう♪ (←久々に出た^^)
こんなに素晴らしい作品と巡り合えるなんて、
芝居の神様、ありがとう♪ (←久々に出た^^)
今までいろんな芝居を観てきて、
ストレートで人生一番感動したのが
OFF OFFで観た『リタの教育』って芝居。
これを超える芝居にはなかなか出会えなかったけど
それに並ぶくらい素晴らしかった!!(回りくどいけど、それくらい良かったってことです)
ストレートで人生一番感動したのが
OFF OFFで観た『リタの教育』って芝居。
これを超える芝居にはなかなか出会えなかったけど
それに並ぶくらい素晴らしかった!!(回りくどいけど、それくらい良かったってことです)
女6人だけの芝居。会話劇。
濃密な時間の中で繰り広げられるストーリー。
それは「生」のこと、そして「女」にしかわからない
ものすごくリアルなお話でした。そこまで言っちゃう?!ってくらい。
なのに、、、
なんで30歳そこそこの男に、そんなことわかるのー?
とにかく驚きでした。
男だから、こんな深い真実を客観的に描けるのだろう、とは思うけど、
それにしても、わかり過ぎてる!(@_@;)
凄いヤツだ!!!
濃密な時間の中で繰り広げられるストーリー。
それは「生」のこと、そして「女」にしかわからない
ものすごくリアルなお話でした。そこまで言っちゃう?!ってくらい。
なのに、、、
なんで30歳そこそこの男に、そんなことわかるのー?
とにかく驚きでした。
男だから、こんな深い真実を客観的に描けるのだろう、とは思うけど、
それにしても、わかり過ぎてる!(@_@;)
凄いヤツだ!!!
キレイに各世代集められた女優さんたちも
本当に素晴らしい役者揃いでした。
秋山さんの他は、子役から活躍されてる前田亜季さんくらいしか知らなかったんだけど、
皆さん俳優座だの青年座だの、とにかくしっかりとした芝居をされる方ばかりで
見応えも充分。
プラス、その年代にしか出せない味っていうか魅力?
特に一番上のおばあさま役の中村たつさんは
本当に素敵なおばあさまで、魅力が滲み出てて、ずっと釘付けでした♪
あんな風に歳を重ねたい!
それからお母さん役の三田和代さんがまたむっちゃステキ!!
大ファンになっちゃいました♡
閉経を迎えたと衝撃発言をした秋山さん扮する長女に対して
跡取りを最後まで期待するお母さんは「あなたはまだ終わってません!」と真面目な顔で連呼。
真剣な様子で「家庭の医学、家庭の医学~」とうろうろ探し回る姿は
悲しくもあるけど、どうしても笑いを誘います。
そんなシーンがそこかしこに。
本人はいたって真面目に語ることが、周囲には可笑しかったり。。。
でも、その一つ一つがすごくリアルで、あるある~って女には誰しも思い当たることで。
それを各世代の女が各々の真実の気持ちで語るので
きわどいセリフも素直に聞けるんですね。
たとえば、「女が終わる」というような言葉が結構出てくるんだけど、
これを実際は若い役者だけでやってたら
本当にその世代の女性とかが聞いたら
とても失礼な言葉に聞こえたりすることもあると思うんです。
でも、実際その可能性もあるかもしれない秋山さんが、
また、もう上の立場から三田さんが、
そのへんのセリフをしゃべると、リアルでしっかりとこちらに届いてくるのです。
(女にはちょっとリアル過ぎてイタイ部分もあったけど…)
それから、長女の秋山さんと、魏 涼子さん扮する次女との
激しい姉妹喧嘩もリアルだったな。
私も妹がいる二人姉妹、しかも妹が先に嫁いでる状況も一緒だから(離婚はしてないけど)
すごくわかる部分があって・・・ (そういえばこれも姉妹の話だな)
もう、途中から涙が次々溢れて、ボトボトと滴り落ちてました(T_T)
つくづく、なんでこんな本が書けるの?蓬莱さん! すごいよ。
実は、これは最初パンフも買わずに入ったんだけど
帰りにパンフはもちろん、台本まで購入してました^^
本当に素晴らしい役者揃いでした。
秋山さんの他は、子役から活躍されてる前田亜季さんくらいしか知らなかったんだけど、
皆さん俳優座だの青年座だの、とにかくしっかりとした芝居をされる方ばかりで
見応えも充分。
プラス、その年代にしか出せない味っていうか魅力?
特に一番上のおばあさま役の中村たつさんは
本当に素敵なおばあさまで、魅力が滲み出てて、ずっと釘付けでした♪
あんな風に歳を重ねたい!
それからお母さん役の三田和代さんがまたむっちゃステキ!!
大ファンになっちゃいました♡
閉経を迎えたと衝撃発言をした秋山さん扮する長女に対して
跡取りを最後まで期待するお母さんは「あなたはまだ終わってません!」と真面目な顔で連呼。
真剣な様子で「家庭の医学、家庭の医学~」とうろうろ探し回る姿は
悲しくもあるけど、どうしても笑いを誘います。
そんなシーンがそこかしこに。
本人はいたって真面目に語ることが、周囲には可笑しかったり。。。
でも、その一つ一つがすごくリアルで、あるある~って女には誰しも思い当たることで。
それを各世代の女が各々の真実の気持ちで語るので
きわどいセリフも素直に聞けるんですね。
たとえば、「女が終わる」というような言葉が結構出てくるんだけど、
これを実際は若い役者だけでやってたら
本当にその世代の女性とかが聞いたら
とても失礼な言葉に聞こえたりすることもあると思うんです。
でも、実際その可能性もあるかもしれない秋山さんが、
また、もう上の立場から三田さんが、
そのへんのセリフをしゃべると、リアルでしっかりとこちらに届いてくるのです。
(女にはちょっとリアル過ぎてイタイ部分もあったけど…)
それから、長女の秋山さんと、魏 涼子さん扮する次女との
激しい姉妹喧嘩もリアルだったな。
私も妹がいる二人姉妹、しかも妹が先に嫁いでる状況も一緒だから(離婚はしてないけど)
すごくわかる部分があって・・・ (そういえばこれも姉妹の話だな)
もう、途中から涙が次々溢れて、ボトボトと滴り落ちてました(T_T)
つくづく、なんでこんな本が書けるの?蓬莱さん! すごいよ。
実は、これは最初パンフも買わずに入ったんだけど
帰りにパンフはもちろん、台本まで購入してました^^
あと、一番下の子役で、黒沢ともよって子がやってたんだけど
この子がまた、めちゃくちゃ上手い!!
11歳なんだけど、中身はちょっと大人びた子で
何かと大人顔負けな発言を繰り返して、
最後には、みんな、まずこの子に「そうなの?」って意見を聞くようになってたりして^^
でも、締めがこの子に初潮が訪れたところで終わるんだけど、
あんなになんでも知ってるマセた子だったのに、
やっぱりそのことに戸惑ってて、
あーやっぱり子供だったんだなぁと、そんなとこも上手いなぁと。
最後は彼女に対して秋山さんの一言 「おめでとう!」
終わっていく性。始まっていく性。
とことん女の生に終始したこの芝居。
素晴らしい!!!
ぜひ再演して、もっとみんなに、特に女性に観てほしいです!!
この子がまた、めちゃくちゃ上手い!!
11歳なんだけど、中身はちょっと大人びた子で
何かと大人顔負けな発言を繰り返して、
最後には、みんな、まずこの子に「そうなの?」って意見を聞くようになってたりして^^
でも、締めがこの子に初潮が訪れたところで終わるんだけど、
あんなになんでも知ってるマセた子だったのに、
やっぱりそのことに戸惑ってて、
あーやっぱり子供だったんだなぁと、そんなとこも上手いなぁと。
最後は彼女に対して秋山さんの一言 「おめでとう!」
終わっていく性。始まっていく性。
とことん女の生に終始したこの芝居。
素晴らしい!!!
ぜひ再演して、もっとみんなに、特に女性に観てほしいです!!
〔08.7.21(月)マチネ / 新国立劇場小劇場〕